庭のツツジの花に黒い大型蝶が飛んできて吸蜜を始めた。急いで部屋に150mmマクロレンズを取りに行き庭に戻る。まだ吸蜜を続けていた。完全停止しないで、ホバリングしながら移動しつつ花の蜜をつまみ食いして行く。ナガサキアゲハは初見の蝶である。かって大阪で見つかっても迷蝶とされていたが、今では温暖化のためか、繁殖しているようだ。シーボルトが長崎で最初に採集したのでナガサキアゲハと和名がつけられたそうだ。形態的に他のアゲハチョウとの大きな違いは尾状突起が無いことだ。♂と♀の違いも大きい。♂の表翅は黒一色であるが、♀は後翅に白斑がよく発達している。