黒い蝶の舞っている周辺はササが生い茂っている。そのササの上に地味な小さな蝶が止まっている。ムラサキシジミだ。3年前に大阪南港で初めて見つけたが、少し近づくとすぐ逃げる。その経験から敏捷で接近が難しい蝶と思っていた。ところが、今回は幾らレンズを近づけてもまったく動かない。この写真もノートリミングである。一瞬、羽を開きかけた時、紫色に輝く表翅が見えたが、2度と開かない。1時間待ったが動かなかった。成虫で冬を越す蝶だから猛暑がこたえて日陰から動けないのだろうか?こんなに動かない蝶の撮影なら三脚を使いたいぐらいだ。