ナベコウ/Ciconia nigra /Black Stork /Чёрный аист
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ナベコウ (学)Ciconia nigra (英)Black Stork (露)Чёрный аист
撮影日:2012年11月3日 14時06分 撮影場所:長崎県諌早市
機材:Nikkor VR500mmF4G Teleconverter TC-14EU Nikon D300
撮影データ:1/1600sec F5.6 ISO400 f=700mm(1050mm)
鍋底のように黒いコウノトリという意味で和名はナベコウとされる。頭から首、胸、背中に至る上面は全て黒いが、首回りや背中は太陽光の角度によっては緑や赤紫の金属光沢に光る。下面の腹から下尾筒にかけては白い。嘴・目の周り・脚は赤い。
この写真で脚が緋色に見えるのは餌を獲っている水路の白い粘土が付着したため。餌を十分に摂った後は消化する時間を電柱の先端のような高い場所で過ごす。コウノトリが行う嘴をカスタネットのように鳴らすクラッタリングは一度も聞けなかった。
ナベコウはユーラシア大陸の温帯地域、東欧州からロシアの東端までの地域で繁殖し、アフリカ中部・インド北部・中国南部で越冬する。日本には冬鳥としてまれに飛来する。